2018年8月10日金曜日

雨漏り調査と工事について

今回は、外壁の劣化及び設備の設置不良による内部への漏水についてご相談いただいたお客様の工事についてです。


雨漏りなどではお客様はお問い合わせをする際、実際にこの時点でお困りになっています。そのため私たちは緊急性を要するお問い合わせに関しては優先して調査に駆けつけています。お問合せ後すぐに調査に伺いました。




外壁サイディングの劣化が確認され、この部分に雨水の滞留も確認されました。

このお客様は7年ほど前に塗り替えを行ったそうです。
当時のガイナ塗装なので相当高額施工費だったとお聞きしました。
ところが、3年ほどで木部などの塗装が剥がれ、外壁もこのように塗膜の剥がれが各所に見られました。

破風などの木部もこのように劣化が進んでいます。
一般的にガイナ塗装の耐用年数は 15年程度と言われています。
調査の結果、下塗がしっかり塗装されていないことが分かりました。



雨漏りの原因となっていたところが〇 木部の腐食が赤ラインの部分です。今回はサイディング内部に水の浸透が酷かったため、対象か所のサイディングの張替え、腐食している木部の交換、外壁通気口の交換、全体のコーキングのうち替え工事をご提案させて頂きました。

内部の調査です。黒く見えているのは本来屋根に施工するルーフィングシートというものです。 サイディングと下地の間には胴縁という木材がありますが本来はこの下に通気シートを施工しその胴縁の上にサイディングを貼らなければなりません。
なぜ胴縁という木材の上にサイディングを施工するかというと、この胴縁の厚みの分
サイディングの下に通気層を作り、内部に侵入した水分を逃がすことと、内部に滞留する湿気や、熱気などを乾燥、逃がすという大切な役目をするからです。
このお客様のお家ではサイディングの下に直接ルーフィングシートが施工されており、通気層も形成されていませんでした。
因みにこのルーフィングシートは防水性はありますが、湿気などを逃がす機能を持ったものではありません。

屋根裏野地板には雨染みが確認されました。これは屋根のスチール部分の止水処理がしっかり施工されていないことによるものです。
屋根の棟板板金の繋ぎ目などに専用のコーキング、止水処理をすることで、
この問題が解消できます。

赤丸部分が雨染みです。


このタイプの通気ガラリは近年のゲリラ豪雨や台風などの吹き込む雨には弱く、おうちの内部に水が廻る原因であるため、機能の高いものに交換します。

破風板などの腐食しているものはその上からいくら塗装をしてもすぐに剥がれてくるので交換しました。
今回張り替えたのは正面外壁サイディングの下から上までの縦2列です。
しっかりと通気シートを施工しました。
ご予算の関係上全ての外壁を施工することが出来ませんでしたが、この部分の下地をしっかりと施工しなおすだけでも内部に滞留する水や湿気、熱気などは十分に逃がしてあげることが出来ます。

通気ガラリの設置後周囲のコーキング止水処理を施して完了です。
完成です。
私たちはお仕事柄様々なお客様と接し、そのお家と接しています。
またその際に色々なご相談をお聞きします。
大切なお家を守りたいと思うのはどのお客様にも共通した思いですし、
私たち業者を信じて工事をご依頼になります。
そうしたお客様の信頼を平気で踏みにじる業者がいることも事実です。
そうしたケースにあたると同じ業者として恥ずかしく、腹の立つことも度々です。
私たちはいつでもお客様の側に立ち、お客様のお家を長く守ってあげられるような地域の業者でありたいと常々考えております。